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2018年08月26日

英語力を再定義すると、英語力とは三輪車と同じ

英語力をつける


という言葉を定義してみると、おそらく多くの方は


語彙力を高める

文法力を高める


という両輪を鍛えていくことをイメージすると思うのですが、これはどうやら正しくないようです。


英語力をつける
を以下のような公式を用いて再定義してみます

(語彙力+文法力+慣用フレーズ力)×(英語の音+速度)

言葉にすると、

「語彙を増やし、文法を理解し、慣用フレーズを知り、それらを英語の音で素早く表現できる状態を目指す」


これはつまり、三輪車を交通ルールに則って素早く漕げることとほぼ同じ感じではないでしょうか?

最近の学習指導要領にもこれ見よがしにでてくる

「英語でのやり取り」


という点を考えれば、語彙量や文法の正確さを見ていく各種英語検定に向けてばかり熱心に勉強をしていても、英語は永遠に使えるようにはなりません。そういう視点に立って「英語力をつける」ということを意識するのであれば、資格試験のプロを語る英語教育専門家の方々をKILL THEM ALL.するつもりで、

「慣用フレーズ/プレハブフレーズ」を覚えていき、やり取りを通してこれらを素早く使えるようにしていくこともとても大事だと思います。


三輪車を必死に漕ごう!
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posted by YoWater at 22:31 | Comment(1) | 英語人格>育成方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年08月14日

フィリピンのセブ島留学は、お金があるならおススメしない

フィリピンに行ってきました!

同僚の結婚式で行くついでに、セブ島に短期留学(たったの1週間)をしてきて、現地調査をしてきました。

最近流行りのセブ島留学ですが、自分の率直な意見としては、お金があるならおススメしません。

いくつか理由があるので、自分が経験があるニュージーランド留学との比較をしていきます。



@国について
フィリピンは発展途上国であることもあり、衛生環境、食事環境など生活環境がやはりあまりよくありません。おまけにセブ島はほとんど常に車が大渋滞をしており、交通環境は最悪レベル。ショッピングモールへ行くだけでストリートチルドレンに物乞いをされます。精神的にあまりよろしくないですね。治安は夜は一人で出歩かない方が良いでしょうし、危ない地区がいくつかありました。
セブ島って綺麗なビーチのイメージがありますが、あれは完全に嘘で、タクシーの運転手が一つもビーチを知らないレベルです。実際はマクタン島の方にビーチがあったり、リゾート地の周辺んだけ綺麗で、後の場所はほぼスラム街レベルです。排気ガスのため空気が悪くて現地の人たちですら自転車には今では乗れないそうです。

ニュージーランドは女性が夜に出歩いても問題ないレベルで治安がまず良いです。生活環境は日本とさほど変わらないです。


A人について
フィリピン人はいい人が多いと思います。比較的明るく、話しやすい。タガログ語を使われるとお手上げですが、こちらが英語が出来れば仲を深められるでしょう。目が合うとみんな微笑み掛けてくれるので日本人が好きな感じはかなり伝わってきます。それはお金持ちという点や、日本人は表面上はマナーがいい点などから基本的に良い印象を持っているのではないかと思われます。語学学校の女性の先生にシングルだというとちょっと本気なのかと思うくらいアプローチされましたし、ゲイの先生から、君はフィリピンハーフみたいでめちゃくちゃカッコいいから一晩お願いできないか?遊びでもいいから!と飲みの席でたぶん本気で迫られたので、やはり日本人だと印象が良いんだなと強く感じました。

ニュージーランド人は気がいい人が多いですが、たまに日本人というか英語ネイティブでない民族をバカにしたような感じの態度をする人もいたので、印象は普通です。


B英語について
フィリピン英語は強めのなまりがありますが、子どものころから第二言語として習っている人たちなのでほぼネイティブという人も多いです。

ニュージーランド英語はイギリス英語をベースに少しなまった感じです。早口な印象があります。



C教育について
ここからがメインですが、語学学校の教育方針がフィリピンとニュージーランドは全く違います。
フィリピンの語学学校は、マンツーマンを基本としたもので、カリキュラムがありません。日本でいうところの個別指導塾と近いです。残念ながら私が通った学校では「先生が事前に生徒に合わせて教材に合わせて準備をしてくる」という当たり前のことがなされておらず、3回目くらいまで何の教材だっけ?みたいに授業が始まってから教科書を取りに部屋を出て行ったり、答えを取りに出て行ったりが散見され教育関係で働く者として言わせてもらえば、「終わってます」。指導のクオリティーは先生によってあまりにも開きがあり、ティーチャートレーニングが施されていないと感じました。良い先生に当たればマンツーマンですし、かなり良い時間を過ごせますが、マンツーマンだけにそうでない先生に当たれば、これでは自習と同じでは?という終わっている内容の授業もあります。私は全て交渉してやってほしいことを伝えましたが、そいうったことができない生徒は、30分くらい問題を解きその間は先生は寝ていたなんて話も聞きました。正直、先生たちは派遣というかバイトとしてやってくる人たちなので、モチベーションを維持しにくい環境なのかもしれません。
おまけに教科書として売っているのは、元の本をコピーしたものを製本したもので、これはフィリピンでは当たり前らしいのですが、それを売って使わせるという姿勢に疑問を感じました。
批判的なことばかり書きましたが、高校生で英語はそこまで得意ではないという生徒は、英語を使う機会として良かったと言っていたので、もしかしたら私の見方が厳しすぎるのかもしれません。短期で会話の場として使うならばありかなという気もします。

ニュージーランドは最大8人程度のグループレッスンが基本で、教材はちゃんとした本を買い(当たり前だが)、そのコンテンツに沿って進めていきます。英語圏の教材というのはもともと会話主体に勧められるように作ってあり、先生によって差が出にくいと言えます。日本の英会話学校も近い感じかもしれません。先生たちはその学校の専属という感じで、一定の責任がある環境といえます。長期で本を半分くらい終わらせるつもりで利用するのが良いと思います。



まとめ
もし私が中高生にフィリピン短期留学はどうですか?と聞かれれば、まず薦めません。なぜならば安全を保障できないからです。誰かに守ってもらう必要が絶対にあります。今回たまたま一緒の期間に留学となった女子高生がいましたが、一人で行動できないというのはちょっと可哀そうでした。
ではまったくダメかというと、そうでもありません。フィリピン留学のメリットは

費用・・・圧倒的に安い
スピーキング特化・・・マンツーマンでインプットなしでひたすらアウトプットの場として使うならばあり
近い・・・日本から直行便なら5時間以内です。かなり近いと言えます。


正直学校環境は良くなかったですが、そんな環境だったからこそ仲良くなった人たちとは結構深い話もできて、それはそれで一生忘れられない思い出になりました。


最後にワンモアアドバイス



バロットは絶対に食うな!(4人中3人が結構な腹痛、1人は翌日少しおなかが緩くなった)
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posted by YoWater at 23:22 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2018年02月01日

中学生の英語に足りないのは絶対に多読

中学生は8割が英語好きな中1から始まり、

中2辺りで半分は英語を嫌いになり、中3で本当に英語が好きで得意なものがクラスで4,5名か多くても10人くらいで、あとの者は英語には漠然と苦手意識をもっており、下の10名は英語が嫌いというよりもはや英語と向き合うのが不可能なレベルで落ちこぼれて再起不能状態になっている

というのが結構ありがちなクラスのパターンではないかと思います。もちろんよい先生ならばもう少し成功したクラスとなるでしょうが。

英語特有の問題点は、

極端な落ちこぼれが多い

という点ではないでしょうか。正直な話、中1でついていけなくなった生徒は、英語はもうほぼ永遠に苦手な状態で残りの5年間を過ごすことになります。

なぜ英語だけこんなにも落ちこぼれが多いのか(中1英語を使えているかどうかという点で考えれば、日本人のおよそ9割が落ちこぼれ)というと、

多読

教材がないからです。教科書の英文は1日、2日で読み終える程度の内容です。こんな英語の量では当然定着はしません。ある程度一生懸命勉強しても、英語は定着しないから、だから生徒は英語が嫌いになるのです。
そこで、英語の先生は試行錯誤して色々問題集をやらせたり、教科書を丸暗記させたり、やたらめったら副教材を買わせたり(生徒はカリキュラム外でやっとけでは自分ではやらんよ)、定着するまでやりこまないから悪いのだと生徒を責める者まで出てくるのですが、それもこれも、

英語の絶対量が足りない

ことに起因するのです。むしろ、なぜ英語教師だけがこんなにも外部コンテンツに頼らないといけないのかという点が、国の無策ぶりを端的に表しています。教師の実力がない?そうかもしれませんが、国語の先生で自分で文章を作って教える人がどれだけいますか?英語では適切な教材がないせいで、真に生徒の英語レベルを高めるならば、それに近いことが求められいます。教科書を完璧に覚えこませてなお不足な教育コンテンツしか日本は提供できていないのです。

国語ならば『本』がそこら中にあります。日本人であればある程度は理解できるはずなので、ただおすすめするだけで生徒はそれを手にして、それで国語力を補ったり鍛えたりすることは十分できるでしょう。
しかし英語はどうでしょう?

中学生が読める英語のコンテンツはその辺にありますか?

実は中学生が手軽に触れることができる英語コンテンツが異常に少ないのです。ラジオの基礎英語くらいでしょうか?(今時ラジオを聴く中学生がいますか?という問題は置いておいて)ラジオという時点で既にハードルが高いでしょうが!

英会話の機会がないのではなくて、英語に触れる機会そのものがないのです、この国には!

そのため私は、独自に

英検4級の長文、速読速聴Basic、各社教科書、高校受験用の長文問題の基礎、などから段階に応じた英語多読コンテンツを狂ったように調べ上げてまとめています。売り物ではなく教育目的の使用なのでほぼ丸パクリも多いですが、これが非常に役に立つ、というより、

この多読教材だけが中学生で落ちこぼれを作らず英語力を適切に伸ばしていける鍵

になっています。自分でオリジナルで作れればよいのですが、私にはその能力もコネクションも時間もありません。というか自分で作れるだけの力がある日本人はどれだけいますか?そうそういませんよね?だから、絶対に必要だから国が有識者集めて作ってただで配れやボケカス!という気持ちでいっぱいなのです。くだらねぇ教科書ばっか検定してねーで(あんなもんどこもほぼ一緒だろが)、使える教材を作って副教材にしろやう〇こ太郎!だからNEW TREASUREとかZ会にシェア奪われて形骸化してんだろが屍どもが聞こえるか?NEW TREASUREでも甘いんだよ実際にはこのサルがぁ!四技能?てめーらはゼロ技能だよ!

すいません、ちょっと取り乱しました。ちゃんとした英語教育がなされている学校は、海外発のバカ高い多読教材を必ず有効に利用するシステムを築いています。コストもノウハウもそれに割く時も必要です。なんであれに近いものを日本が作らないのか?問題はあれは1冊が高すぎることと、canくらいしか助動詞をしらない中1で読むには最も易しいものでもなお難しい点もあるところです。
なんでこんな言語習得における当たり前のことに気づかないかなぁ?それとも、いやきっと、

あえてそういう風にして、英語ができない若者を量産して

今なお猛威を振るう悪しき英語産業の手助けをしている者が、国の中枢にいるのではないかと疑っております(陰謀説)。

多読をしつつ、あとは習った文法で瞬間英作文をしていけば、高校生になる前にもう君たちが夢想する英語ができる日本人を達成できるのに、なんでそうしないの?ねえなんで?寝てねぇで答えろや、このハゲぇえええええ

違うだろ、ちーがーうーだろぉおおお

すみません、再び取り乱しました。江戸時代なら刀で彼らを切り捨てに行く覚悟はあるのですが、法治国家現代日本では学歴もコネもなにもない私にできることは、目の前の子どもに最善のものを提供するだけですね、

無力なり

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タグ:多読
posted by YoWater at 16:57 | Comment(0) | 英語人格>育成方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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