フィリピンに行ってきました!
同僚の結婚式で行くついでに、セブ島に短期留学(たったの1週間)をしてきて、現地調査をしてきました。
最近流行りのセブ島留学ですが、自分の率直な意見としては、お金があるならおススメしません。
いくつか理由があるので、自分が経験があるニュージーランド留学との比較をしていきます。
@国についてフィリピンは発展途上国であることもあり、衛生環境、食事環境など生活環境がやはりあまりよくありません。おまけにセブ島はほとんど常に車が大渋滞をしており、交通環境は最悪レベル。ショッピングモールへ行くだけでストリートチルドレンに物乞いをされます。精神的にあまりよろしくないですね。治安は夜は一人で出歩かない方が良いでしょうし、危ない地区がいくつかありました。
セブ島って綺麗なビーチのイメージがありますが、あれは完全に嘘で、タクシーの運転手が一つもビーチを知らないレベルです。実際はマクタン島の方にビーチがあったり、リゾート地の周辺んだけ綺麗で、後の場所はほぼスラム街レベルです。排気ガスのため空気が悪くて現地の人たちですら自転車には今では乗れないそうです。
ニュージーランドは女性が夜に出歩いても問題ないレベルで治安がまず良いです。生活環境は日本とさほど変わらないです。
A人についてフィリピン人はいい人が多いと思います。比較的明るく、話しやすい。タガログ語を使われるとお手上げですが、こちらが英語が出来れば仲を深められるでしょう。目が合うとみんな微笑み掛けてくれるので日本人が好きな感じはかなり伝わってきます。それはお金持ちという点や、日本人は表面上はマナーがいい点などから基本的に良い印象を持っているのではないかと思われます。語学学校の女性の先生にシングルだというとちょっと本気なのかと思うくらいアプローチされましたし、ゲイの先生から、君はフィリピンハーフみたいでめちゃくちゃカッコいいから一晩お願いできないか?遊びでもいいから!と飲みの席でたぶん本気で迫られたので、やはり日本人だと印象が良いんだなと強く感じました。
ニュージーランド人は気がいい人が多いですが、たまに日本人というか英語ネイティブでない民族をバカにしたような感じの態度をする人もいたので、印象は普通です。
B英語についてフィリピン英語は強めのなまりがありますが、子どものころから第二言語として習っている人たちなのでほぼネイティブという人も多いです。
ニュージーランド英語はイギリス英語をベースに少しなまった感じです。早口な印象があります。
C教育についてここからがメインですが、語学学校の教育方針がフィリピンとニュージーランドは全く違います。
フィリピンの語学学校は、マンツーマンを基本としたもので、カリキュラムがありません。日本でいうところの個別指導塾と近いです。残念ながら私が通った学校では「先生が事前に生徒に合わせて教材に合わせて準備をしてくる」という当たり前のことがなされておらず、3回目くらいまで何の教材だっけ?みたいに授業が始まってから教科書を取りに部屋を出て行ったり、答えを取りに出て行ったりが散見され教育関係で働く者として言わせてもらえば、「終わってます」。指導のクオリティーは先生によってあまりにも開きがあり、ティーチャートレーニングが施されていないと感じました。良い先生に当たればマンツーマンですし、かなり良い時間を過ごせますが、マンツーマンだけにそうでない先生に当たれば、これでは自習と同じでは?という終わっている内容の授業もあります。私は全て交渉してやってほしいことを伝えましたが、そいうったことができない生徒は、30分くらい問題を解きその間は先生は寝ていたなんて話も聞きました。正直、先生たちは派遣というかバイトとしてやってくる人たちなので、モチベーションを維持しにくい環境なのかもしれません。
おまけに教科書として売っているのは、元の本をコピーしたものを製本したもので、これはフィリピンでは当たり前らしいのですが、それを売って使わせるという姿勢に疑問を感じました。
批判的なことばかり書きましたが、高校生で英語はそこまで得意ではないという生徒は、英語を使う機会として良かったと言っていたので、もしかしたら私の見方が厳しすぎるのかもしれません。短期で会話の場として使うならばありかなという気もします。
ニュージーランドは最大8人程度のグループレッスンが基本で、教材はちゃんとした本を買い(当たり前だが)、そのコンテンツに沿って進めていきます。英語圏の教材というのはもともと会話主体に勧められるように作ってあり、先生によって差が出にくいと言えます。日本の英会話学校も近い感じかもしれません。先生たちはその学校の専属という感じで、一定の責任がある環境といえます。長期で本を半分くらい終わらせるつもりで利用するのが良いと思います。
まとめもし私が中高生にフィリピン短期留学はどうですか?と聞かれれば、まず薦めません。なぜならば安全を保障できないからです。誰かに守ってもらう必要が絶対にあります。今回たまたま一緒の期間に留学となった女子高生がいましたが、一人で行動できないというのはちょっと可哀そうでした。
ではまったくダメかというと、そうでもありません。フィリピン留学のメリットは
費用・・・圧倒的に安い
スピーキング特化・・・マンツーマンでインプットなしでひたすらアウトプットの場として使うならばあり
近い・・・日本から直行便なら5時間以内です。かなり近いと言えます。
正直学校環境は良くなかったですが、そんな環境だったからこそ仲良くなった人たちとは結構深い話もできて、それはそれで一生忘れられない思い出になりました。
最後にワンモアアドバイス
バロットは絶対に食うな!(4人中3人が結構な腹痛、1人は翌日少しおなかが緩くなった)
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posted by YoWater at 23:22
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